数年ぶりの知人に会ったときに「禁煙したの?」と今更ながら言われて。やつらが知っているおいらはかなりののチェーンスモーカーだったから、驚かれても仕方ないところか。ずーーーーっとタバコをふかしている感じだったもんなぁ。
そういえば禁煙してかれこれ2年半。どうやって止めたのか、止めて辛くないか、太らなかったか、みたいな話になったのだが、なかなか理解してもらえない(苦笑)。でも、わかる人にはわかるはずなので、ちょっとメモ。
・止めたきっかけロードバイク。「どこかにたどり着いて一服」というのもなかなか乙ではあったのだが、峠登りにハマってからは「むしろ吸わなかったらパフォーマンスがあがるんじゃね?」のほうが先に立つようになり。それなら一念発起止めてみようと。
・止め方、コツとか特になし。買わない、吸わない、それだけ。
コツらしいコツといえば、「これで肺がきれいになったら●●を何分で登れるはず!」と思いながら、日々練習に励んでたこと、かなぁ……。人間、無目的に何かを達成するのは結構難しいと思う。「●●に行く」だけだと行くのは出発することすら億劫だけど、「●●に行って飯を食う」だとやる気が湧く、みたいな。禁煙も同じように考え、単に「タバコを止める」ではなく、「自転車で今より強くなるためにタバコを止める」だと、目的が明確になって意志が強く保てるんじゃないかなと。
逆に言えば、これといって目的が別になく、経済的にも問題ないんなら、大いに吸えばいいと思う(爆)。年取ってから病気? 吸わなくたってなるときゃなる(暴論)。
・止めて辛くなかった?最初の3日はそこそこキツく、夜中にシケモク2本吸った。あれは情けなかったw それを超えたら、手持無沙汰のときとかにタバコでも吸えればなぁ、みたいなことはあったぐらいで、何かと戦い続けるほどのこともなく。
止めて1か月後ぐらいに、前の会社の仲間内で徹夜麻雀が催されたのだけど、実はそのころはすでにキツくもなんともなかった。悪い人たちwなのでしきりにタバコを勧めてきたわけだが(苦笑)、それを突っぱねることでむしろ禁煙の意思が強固になっていくというか。何よりも「自転車のために止める」という意識があったことが強いと思われる。
・周りで吸われるとイラつかない?俺に関してはノー。モクモクの雀荘だろうとパチンコだろうと飲み屋だろうと部屋だろうと関係なし。なぜなら、止める目的があるから。そのことに関してほかの人はとりあえずは無関係。ほかの家族や友人にも喫煙者はいるけど、禁煙に関して協力を求めたことは一度もない。一緒に止めようぜと巻き込んだこともない。「吸いたければお前は吸え、俺は吸わない」と毅然とした態度で臨むのみw 巻き込んだり、「止めれたら云々」みたいな賭けをしたりすると、むしろ精神的に追い詰められるんじゃないかなとか思ったり。
# ただし、俺の部屋でタバコ吸うな。せっかく臭いがとれたんだからw
・太っちゃうんじゃない? めっちゃ食うようにならない?どっちもノー。そもそも身体を鍛えなおし始めたころだったので、ナチュラルに節制してました。「自転車のために身体を芯から改める」と思えば、同時に実行できちゃうんじゃないかと。今思いついたけど、禁煙しながらダイエットって、目標があればできそうだな。
「禁煙したら飯がうまくなりすぎて困る」という声もよく聞くけど、これは個人的にはあまり感じず。吸っていようといまいと、美味いものは美味い。美味くないものは美味くない。美味くないけど安い、というものは「ただの燃料」なので、味を気にしない。タバコの有無ごときで美味い・美味くないが切り替わる程度のレベルの食事をしていない、というのが幸運だったのかもしれない(もしくは味に対して鈍感なのか!?)。料理好き・美味い物見つける名人の肉親や友人に感謝。
・で、止めて速くなったの?細けーこたぁいいんだよ(藁)。同時にいろんなことに取り組んだ結果、以前よりはマシになっているんだからそれでいいじゃん、と。
結論。前向きな目的・目標があるなら止められるんじゃない?wでも、「小遣い減らされるわ、値上がりするわ、もう止めるしかない……」という状況からの禁煙は辛いかもね……。受け身な理由で追い込まれてからの「禁煙のための禁煙」は俺理論とは向いている方向が違いすぎる。そういう人に言えることはただひとつ。
「君に幸あれ」。合掌。
posted by Yas at 16:52| 神奈川 |
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